毒親に支配された人生日記〜vol.2
両親の離婚で覚えているところは断片的でほとんどないに等しい。
ある晴れた日
とても天気のいい日だった。
私と姉は祖母と手を繋ぎ家を出た。
もうここに帰ってくることがないなんて
私は知らなかった。
しばらく歩いて
きっと祖母は母と待ち合わせてたのだろう。
祖母は車の免許を持っていなかった。
その後母の車で、その後住むことになる家に向かったのだと思う。
別居?離婚?後しばらく母は父の仕事を手伝いに行っていた。
父は自営業で飲食店をやっている。
私と姉も時々お店に連れてってもらった。
お客さんにも可愛がってもらい、父と一緒に暮らしていないことをたいして疑問に思わず過ごしていた。
しかしある日母が急に逃げるようにお店を出たことがあった。
ソワソワしているような変な感じだった。
その日を境に母はお店に行くことはなくなった。
母はあの日、あの人と待ち合わせていたのだ。
お店のお客さんだったあの男。
母と車に乗り込んで、少しすると時間差であの男が車に乗り込んできた。
「この人は誰?」心の中で思った。
そのまま走る車に揺られた⋯
vol.3へつづく